お米の豆知識
今から3000年以上も前からお米づくりが日本で始まったそうです。お米はお歳暮などによく選ばれる身近な食べ物です。身近なお米ですが、意外と知らないこともあるのではないでしょうか。お米に関する様々な豆知識を集めてみました。
お米の分類
一般的に食される「うるち米」、お餅や赤飯に使われる「もち米」はお米に含まれるデンプン成分によって区別されます。また日本酒を製造する原料に使われるお米は「酒米」と呼ばれています。また品種改良をされていない野生稲の特徴を受け継いでいる「古代米」もあります。玄米の色が赤褐色で種皮や果皮にタンニンなどの色素を含んだ赤米、玄米の色が黒色に近くアントシアンなどの色素を含んだ黒米、炊くとポップコーンのような匂いがする香り米が挙げられます。
お米ができるまで
まず稲穂から籾を外し(脱穀)、籾を一晩乾燥させます。脱穀はコンバインなどで刈り取りと同時に行われるそうです。そして籾を籾摺機でこすって籾がらを外す(籾すり)と玄米になります。この玄米から精米機を使って糠(ヌカ)を落とせば白米(精米)となります。またお米の栽培方法によって、無農薬米や有機栽培米などもあるようです。
代表的な品種
流通米の中で最も歴史があり、生産量1位のお米が「コシヒカリ」です。産地は新潟が有名です。お米に含まれるアミノペクチン、アミロース、たんぱく質のバランスが整っています。そのため甘み、ツヤ、粘りが抜群です。コシヒカリの兄弟品種が「ササニシキ」です。コシヒカリに比べて小粒なお米で粘り気が無く、パラパラした特徴を持っているため、お寿司に最も適したお米です。また秋田が産地の「あきたこまち」は、やや小粒のお米であっさりした甘みと、柔らか過ぎない特徴があります。「ひとめぼれ」はササニシキの後継品種といえます。産地として宮城が有名です。あっさりした甘みと香りが特徴です。山形が産地の「はえぬき」は粘りが強くて、歯ごたえのある食感を楽しむことができます。また大分が産地の「ヒノヒカリ」はコシヒカリの後継品種となります。ツヤと粘りの強さに定評があります。小粒なお米で九州地方の常用米として有名です。
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